香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は12日に開いた臨時会見で、現行の新型コロナウイルス感染防止策を28日まで継続した上で、
今後も落ち着いた感染状況が続けば29日に規制を一部緩和すると表明した。従業員のコロナワクチン接種を条件に、飲食店関連の規制を緩める。
官営メディアRTHKなどが伝えた。

林鄭氏によると、飲食店の従業員全員がコロナワクチンの1回目の接種を受けており、
利用客が全員、スマートフォンに政府の新型コロナ感染リスク通知アプリ「安心出行(リーブホームセーフ)」をダウンロードしていた場合、
1テーブルの人数の上限を現行の4人から6人に、店内飲食ができる時間を現行の午後10時までから深夜0時までにそれぞれ緩和する。

入店客を定員の半分、宴会の人数を1グループ20人までとする規制は継続する。

続く第2段階として、全従業員が2回目の接種を受けて14日が経過し、利用客も1回目の接種を受けて安心出行を利用していた場合、
店内の特定の区画では1テーブルの人数を8人まで、1グループの宴会人数を100人までにそれぞれ緩和。店内飲食も午前2時まで認める。

さらに第3段階では従業員が2回の接種から14日が経過し、同じく2回目の接種から14日以上たった客のみを受け入れる場合は、
1テーブルの人数上限を12人に緩和するとしている。

林鄭氏はまた、長く営業停止が続くバーについても、従業員のワクチン接種や安心出行の利用などを条件に、営業再開を段階的に認める方針を明らかにした。
https://www.nna.jp/news/show/2176180#:~:text=%E9%A3%B2%E9%A3%9F