東京都の小池百合子知事(68)は19日、飲食店の新型コロナウイルス感染対策を状況を見回る都職員のチームに同行し、新宿区の居酒屋を視察した。

 小池氏は、アクリル板の設置や換気状況など20項目を点検。都の事業で利用客などに店内の感染対策を促す「コロナ対策リーダー」に登録した店舗責任者が「お客さまが盛り上がってきた際に、声を控えるようお声がけするのは難しい面もある」と説明。小池氏は「おしぼりを渡すタイミングでマスク着用を促すカードを配布してはどうか」と提案した。

 視察後に記者団の取材に応じた小池氏は「(都職員などが)1万5000人が各店舗を回ってチェックをしていく。変異株が感染拡大する中、急所である飲食店については時短(営業要請)と共に対応を強化していきたい」と述べた。

 発令の是非が検討されている緊急事態宣言や休業要請に関して小池氏は「なにが最も効果的で必要なのかを検討している」とし、「いま人流の抑制が重要ということでテレワークをするよう経営者側にお願いしているが、まだ十分ではない。大型連休中に感染拡大をぐっと抑え込んでいくためにもテレワークなど引き続きお願いしたい」と求めた。

 東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに405人確認された。月曜日としては1月25日(619人)以来、約3か月ぶりの400人超えとなった。重症者数は前日から2人増の47人だった。

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2021年4月19日 19時17分
スポーツ報知