四国での太陽光発電の供給量 初めて電力需要を上回る

http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210512/8030009986.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

太陽光発電の導入が進むなか、今月3日の日中に、四国での太陽光発電の供給量が
初めて電力需要を上回り、四国電力送配電は、火力発電からの供給を抑えるなどして
需給バランスを維持し、安定供給を確保したとしています。

電力の需要と供給を調整する四国電力送配電は11日、大型連休を含む
先月29日から今月9日までの電力の需給状況について発表しました。
それによりますと、今月3日の午前11時から正午にかけての四国での電力需要は、
最大で229万キロワットだったのに対して、太陽光発電の供給量は、
これを上回る232万キロワットとなりました。

四国電力送配電によりますと、太陽光発電の供給だけで電力需要を上回ったのは、四国では初めてだということです。

電力の需給のバランスが崩れると、大規模停電などにつながるおそれがあり、
四国電力送配電は、火力発電所の事業者に稼働を抑えるよう指示したほか、
関西に電力を送るなどの対応をとったということです。

四国での太陽光発電の発電出力は、ことし3月時点で293万キロワットと、
10年前に比べて20倍以上に増えています。
四国電力送配電は「需給バランスの維持をはかるため、本州に一度に送れる
電力の量を増やすなどの対策を進めていく」としています。

05/12 06:55