新型コロナウイルスの第4波において、福井県内の感染者の濃厚接触者が陽性になる割合が第1〜3波と比べて約2倍の43・1%であることが5月15日、福井県の調査で分かった。第4波の主流となっている変異株の感染力の強さが陽性率の高さにつながっているとみられ、県は「体調の変化を感じたら迷わず医療機関に相談して検査を受けてほしい」と呼び掛けている。

 県は感染者の行動歴を聞き取り、マスク着用の状況などを踏まえて濃厚接触者を認定している。3月〜5月11日の濃厚接触者は365人で、うち201人は家族・親族だった。
 濃厚接触者のうち陽性が分かったのは157人。家族・親族では82人(40・7%)の陽性が判明した。第1〜3波の陽性率は全体、家族・親族ともに20%前後にとどまっており、約2倍に伸びている。

 検査した71系統のうち、58系統(81・7%)から変異株が検出されている。県は、濃厚接触者の陽性率の高さを感染力の強さを示すデータの一つとして注目。第4波は10歳未満や10代への感染も目立っており、県の担当者は「感染した大人から、家庭で濃厚接触者となった子どもにうつる事例が増えている」と説明する。

 県は、会食中も含めた会話時のマスク着用の徹底を呼び掛けている。家庭内での徹底は難しさも伴うが、家族に感染を広げないための対策として、早期検査に加えて「少しでも体調を崩した人は家族と食事の場所を変えたり、時間をずらしたりするとリスクを下げられる」としている。

福井新聞 2021年5月17日 午前7時20分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1318500
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