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蚊の唾液には、人の細胞にある痛みを感じるセンサー役のタンパク質の働きを抑える成分が含まれることが分かった。
生理学研究所(愛知県)や富山大、関西大(大阪府)などの研究チームが9日までに、国際学会誌に発表した。

蚊に刺されても気付きにくいのは、針が直径70マイクロメートルと非常に細いためだと考えられていたが、
この成分も関わっている可能性がある。吸血する際に、血を固まりにくくしたり、かゆみを引き起こしたりする作用のある
唾液を出すことは知られていた。

生理研の富永真琴教授は「蚊の唾液を詳しく調べれば、新しい鎮痛薬の開発につながるかもしれない」と話している。