自宅療養の備え「慎重に」 未承認薬、使用にリスクも
新型コロナ
2021年8月20日 11:46

新型コロナウイルス「第5波」で自宅療養者が増え続けるなか、医薬品や医療機器を個人で調達する動きが広がっている。ただ医師の診断なく未承認薬を個人輸入して使うことはリスクが伴うほか、個人が医療機器の購入に殺到し、医療関係の学会が購入自粛を呼びかけたケースもある。自宅療養の備えには慎重さも欠かせない。

「自宅療養になったら怖いので、治療薬として買った」「重症化を自ら防ぐために必要」。海外薬品の輸入を代行する業者のサイトには、抗寄生虫薬「イベルメクチン」を購入した客の口コミが並ぶ。ほとんどが新型コロナ治療や予防のために入手したという書き込みだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE121YB0S1A810C2000000/

ただ、自宅療養に備えようと個人で入手を図る動きが広がる。輸入代行業者を通じてインターネット上で容易に入手できることが背景にあるとみられる。

未承認薬の使用にはリスクもある。未承認薬の個人輸入は少量で自己使用目的であれば認められているが、副作用による健康被害はこれまで数多く確認されている。被害に遭っても医療費などを補償する医薬品副作用被害救済制度の対象外だ。

埼玉医科大総合医療センター(埼玉県川越市)の岡秀昭教授は「輸入薬剤は有効成分が入っていなかったり、添加剤が何か分からなかったりするものも多く、健康被害のリスクがある。自己判断で使用するのは避けるべきだ」と話す。

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イベルメクチン、使用にリスク 医薬品副作用被害救済制度の対象外 ★4 [速報★]
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