毎日新聞と社会調査研究センターが28日に実施した全国世論調査では、携帯電話での回答者774人を対象に「自民党の総裁にふさわしいと思う政治家の名前」を1人だけ挙げてもらった。104人(13%)が挙げた石破茂元幹事長がトップで、82人(11%)の河野太郎行政改革担当相が2位で続いた。

 9月に行われる自民党総裁選に石破、河野両氏は名乗りを上げていない。現総裁の菅義偉首相が76人(10%)、立候補を表明した岸田文雄前政調会長が75人(10%)で3位を争う。今年1月の調査で「次の衆院選後の首相にふさわしいと思う人」として岸田氏を挙げた回答者は711人中12人(2%)しかいなかった。菅内閣の支持率が低迷する中、総裁選で菅氏に対抗する存在として岸田氏が浮上してきたようだ。

 総裁選出馬に意欲を示す高市早苗前総務相が安倍晋三前首相と並ぶ24人(3%)で5位に入り、小泉進次郎環境相は18人(2%)で7位だった。下村博文政調会長も出馬に意欲を示しているが、下村氏の名前を挙げた回答者は1人にとどまった。

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