※NHK 栃木県のニュース

盗まれた栃木・群馬・埼玉3県境プレート 新たに寄贈され設置
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20211029/1090010924.html

10月29日 12時17分

観光スポットになっていた栃木と群馬、それに埼玉の3つの県の境に設置されていたしんちゅう製のプレートが盗まれたとみられる問題で、元のプレートを製造したメーカーなどが新たなプレートを寄贈し、現地に設置されました。

ことし8月、栃木県栃木市と群馬県板倉町、それに埼玉県加須市の境に設置されていた直径8センチほどの円形をしたしんちゅう製のプレートがなくなっていることが分かり、栃木市から被害届を受けた警察が盗まれた疑いがあるとして捜査しています。
これを知った元のプレートを製造したメーカーと、設置の際に測量を行った会社が新しいプレートを寄贈することになり、29日、3つの市と町の関係者が出席して設置式が行われました。
そして、設置するコンクリート製のくいの上に盗難被害にあいにくいよう掘られたくぼみに新たなプレートを埋め込みました。
現地には、防犯対策のため新たにカメラも設置されました。
プレートの製造会社の曽根田佳奈社長は「多くの人に境界に興味を持ってもらい、3つの市と町がより活性化してもらえたらうれしい」と話していました。
この場所を管理している栃木市渡良瀬遊水地課の青木聡さんは、「全国的に珍しい歩いて行ける平地の3県境に再び多くの人に訪れてもらい、市としても改めて『推しポイント』にしていきたい」と話していました。