阿武町沖の定置網に3000匹のブリ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20220117/4060012330.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

阿武町沖の定置網に例年だとこの時期、数匹程度しか取れないブリが2日間で3000匹も入り、
地元の漁業者は、「60年近く漁をしているが、これだけのブリが取れるのは初めてだ」と
うれしい悲鳴を上げています。

阿武町の2キロほどの沖合で定置網漁をしている「宇田郷定置網」の廣石芳郎社長によりますと、
先週金曜日と土曜日の2日間であわせて3000匹ものブリが網に入っていたということです。
ほとんどが重さが12キロから13キロほどの脂ののった大きなブリだということです。

廣石社長によりますと、春先には産卵を終えたブリが大量に網に入ることもありますが、
この時期のブリは、網に入っても1日に5匹から10匹程度で、最近はほとんど取れなかったということです。

寒ブリの定置網漁で知られる石川県では、今シーズンの水揚げ量が前のシーズンに比べて
およそ80%も減少し、記録的な不漁となっています。

山口県水産研究センター外海研究部では、「いまの時期に阿武町の沿岸までブリが来るのは
珍しい現象だが原因はよくわからない」と話しています。

廣石社長は、「網を狭めていくとうずになっている魚影が見え、揚げてみるとブリだった。
60年近く漁をしているが、これだけ寒ブリが取れるのは初めてだ」と話していました。

01/17 12:47