3日続けて過去最多を更新するなど感染者の急激な増加を受けて、患者を受け入れている病院では一般診療にも影響が出始めています。

県は26日、病床の確保基準を定めたフェーズを最も高い「5」に初めて引き上げました。

富士北麓地域で軽症から中等症の患者を受け入れている富士吉田市立病院では、
新型コロナウイルスに感染した患者専用の病床数を28日の時点で、最大の23床確保し、
人工透析が必要な患者を含む0歳から80代まで合わせて13人を受け入れています。

病院ではフェーズが「3」だった今月12日に満床となり、病床数を増やす対応を行いましたが、
引き換えに一般診療のための病床数を減らしたため、手術前に入院するための病床がひっ迫し、
今月12日からはがんなどを除き、主に白内障やヘルニアなどの手術を延期しています。

病院では、28日の時点で一般病床の利用率が90%を超え、残りは10床で、
今後の救急患者などの受け入れに影響が出るおそれがあるということです。

富士吉田市立病院の松田政徳院長は「手術の延期をお願いするのは職員の精神的なストレスになっている。

医療崩壊を防ぐにはあらゆる手段で新規患者の絶対数を減らし、ワクチン接種を進めるしかないので、厳密な感染対策をしてほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20220128/1040015705.html#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3