https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220212/k10013480231000.html

ウクライナ情勢を巡り、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領による電話会談が12日、行われることになりました。
ウクライナ周辺でロシアが軍の部隊を増強させているとして欧米が軍事侵攻への懸念を強める中、事態のこれ以上の悪化を防げるのかが焦点です。

アメリカとロシアの両政府は11日、バイデン大統領とプーチン大統領が12日、電話会談を行うことを明らかにしました。
これについてアメリカのホワイトハウスは、当初ロシア側から今月14日に電話会談を実施することを打診されたものの、アメリカ側から、前倒しして12日に行うことを提案したと説明しています。
この問題を巡り、米ロ両国は外相レベルの協議を重ねてきましたが、首脳による電話会談は、去年12月30日以来です。

また、バイデン大統領に先立ってフランスのマクロン大統領も、日本時間の12日夜、プーチン大統領と電話会談を行う予定です。

ウクライナ周辺でロシアが軍の部隊を増強させているとして欧米は軍事侵攻への懸念を強め、アメリカやイギリスがウクライナと国境を接するポーランドに部隊を派遣するなど、備えを進めています。
一方で欧米各国は、外交を通じた問題の解決を引き続き模索していて、米ロ両国の首脳による会談で事態のこれ以上の悪化を防げるのかが焦点です。