2022.03.05(Sat)

北村 泰介

 コロナ禍で、あらゆる生活様式が変わった。例えば「飛沫(ひまつ)対策」。唾液が飛ぶことを避けるため、飲食店などではアクリル製のパーティションやビニールシートが必須になったが、
学校生活において懸念された案件の1つが音楽授業で使うリコーダーだった。今年2月、文部科学省はリコーダーの演奏を原則自粛するように全国の教育委員会などに通知したが、
それでも音楽教育におけるリコーダーの必要性を訴える現場の声があり、その対策として飛沫を防ぐ「カバー」での対応策も模索されている。開発メーカーに話を聞いた。

 文部科学省は2月4日、小中学校や高校などにおいて、「近距離での合唱やリコーダーなどの演奏、部活動の対外練習試合」といった感染リスクの高い活動を原則自粛するよう求めることを決め、
全国の教育委員会などに通知した。同省は「現下の全国的なオミクロン株の感染拡大の時期においては、『感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動』のうち特にリスクが高いものについては基本的に控える」とし、
音楽においては「室内で児童生徒が近距離で行う合唱及びリコーダーや鍵盤ハーモニカ等の管楽器演奏」も対象となった。


 リコーダーの使用を自粛するか、対策を講じて使うか。その後者に対する要望も少なくない。そこで、学校用水着開発の大手「フットマーク」(本社・東京)が「リコーダー用カバー」を開発した。
価格はソプラノ用が880円 アルト用990円(いずれも税込)。同社の担当者は「飛沫が外に出にくい『超はっ水加工』の生地でできたカバーを装着することで、飛沫の拡散をできるだけ抑え、
音が鳴る部位の『窓/ラビューム部』と唾液が流れる『足部管』を覆い、それぞれをなくさないよう、ひもでつなげた布製(水着素材)カバーです」と機能を説明した。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://yorozoonews.jp/article/14564012