※2022/03/08 16:27FNNプライムオンライン

ウクライナ侵攻の影響で、そばやトウモロコシについて、さまざまなところから悲鳴が上がっている。

東京都内にある、立ち食いそば店「一由そば」。

お昼時になると、多くの客でにぎわう。

名物は、大きなゲソ天がのったジャンボゲソ太蕎麦・450円。

ボリュームたっぷりのそばは、外国産のそば粉を使っている。

この店では、2021年12月にそば粉の高騰などの影響で、全商品を10円値上げしたばかり。

しかし、新たな心配が出てきた。

一由そば・佐久間昇店長「ロシアのそば粉が入ってこないと、そば粉全体の入ってくる量が減って、全体的に、そば粉の値段が上がっていく。死活問題というか厳しい状況です」

女性客「安くておいしいそばを食べているので、心配です」

実は、ロシアは世界有数のそばの生産国。

大手製粉会社・松屋製粉では、週に2回ほどロシア産のそばの原料が倉庫に運ばれてくる。

すでに2022年分の在庫はあるというが、ロシアからの輸入が途絶えるという不安を抱えている。

松屋製粉・星野正智業務部長「ロシア産の玄そばが今後調達できないとなると、やはりほかの国のものを手配するしかなくなりますね」

松屋製粉は、すでに2022年6月から外国産そば粉の値上げを発表していて、「さらなる値上げにつながるかも」と頭を抱える。

松屋製粉・星野業務部長「ウクライナ侵攻によって、さらに追い打ちがかかっており、 大変困っております」

そばと同じく価格が高騰しているのが、輸入のトウモロコシ。

千葉県の「加茂牧場」では、乳牛に与える餌の一部に、輸入のトウモロコシを使っている。

このトウモロコシの生産国の1つが、ウクライナ。

ウクライナからの供給が滞る心配から、国際的なトウモロコシの先物価格が、先週末、高値水準に上昇。

これは、大きな痛手だという。

加茂牧場・加茂太郎さん「コストのほとんどがエサ代。 去年に比べても2割くらいは上がっている。かなりひどいです」

続きは↓
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-327989