「えっ、自分が」…大人になって発達障害と診断されるケースが増加 福井の30代男性の場合(福井新聞ONLINE)
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 4月2〜8日は厚生労働省が定める「発達障害啓発週間」。2018年に公表された厚労省の調査で、発達障害と診断された人は全国に約48万人いると推計された。
知的障害を伴わないことも多く、大人になってから診断されるケースも増えている。就労などで問題を抱える人もおり、福井県内で支援にあたる相談員は「早期に発見し支援機関が関わることが、長期的な対策につながる」と訴える。

 「最初はえって感じ。(診断に)抵抗があった」。30代の谷川信治さん(仮名)=鯖江市=は、7年ほど前に広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)と診断された。

 思い当たる節はあった。「子どものころから、グループでおしゃべりができない。自分が話すタイミングが分からなかった」。
集団生活になじめず、いじめを受け、小学校高学年は不登校になった。大学を卒業し就職したが人間関係がうまくいかず、3カ月で退社。その後に就いた仕事も長続きしなかった。

(後略