北海道の知床沖で、乗客と乗員あわせて26人が乗った観光船が23日から行方不明になっている事故は、24日朝になって7人が救助された。

救助された7人が搬送された北海道・斜里町の病院の前から、中田和樹記者が中継でお伝えする。

普段は地域医療のとりでとなっている病院だが、現在は、どこか重苦しい雰囲気に包まれている。

これまでに発見された人は、こちらの病院に搬送された。

第1管区海上保安本部によると、救助された7人とも意識がない状態だという。

斜里町は現在晴れているものの、朝は氷点下になるまで厳しい冷え込みとなった。

これまで発見された人は、ヘリコプターで町の学校などに搬送され、その後、救急車でこちらの病院に到着した。

乗客などの家族も、病院に向かっているとみられる。

病院の関係者は沈痛な面もちを浮かべ、「今は何も言えません」と話していた。
https://www.fnn.jp/articles/-/351410