※2022/05/31 05:00

 大学入学共通テストの受験生が試験中に問題を外部に流出させた事件を受け、文部科学省は30日、試験中の巡視強化や、不正行為について警察に被害届を出す可能性を受験生に周知することを盛り込んだ大学入試の実施要項案をまとめた。ただ、不正行為を行った受験生への罰則強化や、会場への電波遮断装置の導入は見送りとなる見込みだ。

 30日に大学や高校関係者らによる協議会の非公開会合が開かれ、文科省が共通テストを含む大学入試の実施要項案を示した。6月上旬に公表される予定だ。

 1月の事件では、女子受験生が試験会場で問題文をスマートフォンで動画撮影し、インターネットで協力者の男と共有。男が静止画に切り出して外部に送って解答を得たとされる。

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読売新聞オンライン: 大学入試の不正防止、スマホ電波遮断や次年度の出願停止は見送り.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220530-OYT1T50257/