https://news.yahoo.co.jp/articles/c247662c74b64ee7ac4a909a776e0b1dacebf269
(全文はリンク先を見てください)

「安倍やめろ」ヤジ当事者、「警察が裁判で負けて萎縮した」論に反論「こじつけだ」
7/16(土) 9:44配信


1174
コメント1174件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
弁護士ドットコムニュース
排除の瞬間(2019年7月15日夕、札幌市中央区/提供)

安倍晋三元首相が銃撃された事件では、要人警護の不備が指摘されている。その中で事件直後から槍玉にあげられているのが、2019年7月の前回参院選時に札幌市で起きた「ヤジ排除事件」だ。

当時首相だった安倍氏の選挙演説に「やめろ」などとヤジを飛ばした複数の市民が警察により演説現場から遠ざけられたという出来事で、のちに当事者らが「表現の自由侵害」などとして国賠提訴。今年3月、札幌地裁が排除行為の多くを違法と認める原告側の実質全面勝訴判決を出した(のち被告の北海道警察が控訴)。

少なくないネット投稿がこの判決を引き、各地の警察が萎縮して警備が疎かになり、今回のような事態を招いた――というのである。同旨の主張は、報道大手の社説や解説にも登場し、あたかも表現の自由の尊重が要人警護の足枷になっているかのような印象を読者に与えた可能性がある。安倍氏への批判的な意見が今回の事件を生じさせた(大意)とまで言い切る著名人もいた。

こうした言説に対し、排除された当事者らは「こじつけにすぎない」と憤慨している。(ライター・小笠原淳)

●判決は要人警護の適法性を否定していない

国賠の一審判決は現在、裁判所の公式サイトでその全文を確認可能だが( https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=91107 )、上のような主張の主たちはこれにほとんど目を通していない可能性が高い。

同判決をよく読むと、札幌地裁が違法と認めたのはあくまで警察が市民らの声を実力で封じた行為のみであることがわかる。その限りではない対応、たとえば原告の1人が街宣車に接近しようとするのを阻止した行為などは「警職法の