2022年09月13日 12時02分 公開

[松浦立樹,ITmedia]

 凸版印刷は9月13日、古文書などのくずし字資料をスマートフォンで撮影し、その場で解読できるアプリを発表した。資料館などの調査業務効率化を効率化する狙い。
9月から複数の資料館で実証実験を進め、23年1月にiOS版アプリのβ版を公開、3月に正式版を一般販売する予定。

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凸版印刷、古文書を解読できるスマホアプリを開発

 AIを活用したOCR(光学的文字認識)エンジンを搭載し、手書きや木版でつくられた古文書の読み取りが行える。資料館の業務効率化を支援する他、
一般利用者の「手元にある古文書の概要を知りたい」「くずし字を読めるようになりたい」などのニーズにも対応し、貴重な歴史資料の破棄や散逸の防止にも貢献するとしている。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2209/13/news117_0.html