※共同通信

大阪の警官取り押さえ死亡、提訴 精神障害者の遺族
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2022/10/19
Published 2022/10/19 11:37 (JST)

 大阪市内で2019年、大阪府警に保護された精神障害者の男性=当時(31)=が移送中の車内で警察官に取り押さえられたことが原因で死亡したとして、遺族が府に約4280万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴したことが19日、分かった。地裁(村上貴昭裁判官)で19日、第1回口頭弁論があり、府側は請求棄却を求め争う方針。府警は「遺族の要望」を理由に事実を公表していなかった。

 提訴は9月4日付。訴状によると、統合失調症に罹患していた男性は19年11月、大阪市内で保護された。警察車両内で暴れ出したため、警察官が男性の体を背中側から座席へ押し付けて取り押さえ続けたという。