2022年11月10日 14時30分
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忘年会などで飲酒の機会が多くなる時期を前に、飲酒運転の根絶に向けて、北海道 釧路市の酒造会社が「飲んだら乗らない」という名前の日本酒の販売を、11月10日から12月25日までの期間限定で始めました。

釧路市の酒造会社が販売を始めた日本酒の商品名は、その名も「飲んだら乗らない」です。

忘年会などで飲酒の機会が多くなる12月を前に、飲酒運転根絶の意識を高めようと、北海道警察釧路方面本部の依頼を受けて販売しました。

中身は純米酒で、ラベルには「飲んだら乗らない」と大きく書かれていて、飲酒運転をしないよう呼びかけています。

11月10日から12月25日までの期間限定で、市内の直売店とインターネットで販売します。

このほか、警察は、酒気帯び運転の禁止を定めた道路交通法を守ってもらおうと、ルールを守る「遵守」をもじった「遵酒」というステッカーも作成し、居酒屋などで貼ってもらうことにしています。

北海道では、ことしに入って10月末までに、飲酒運転による人身事故が59件発生し、4人が死亡しています。

福司酒造の青木光博営業本部長は「飲酒すると気が大きくなって、飲酒運転につながりかねないので、酒造会社として協力できてよかった」と話していました。

北海道警察釧路方面本部交通課の押田亘次席は「飲酒運転は悪質な犯罪です。飲んだら乗らない意識を徹底し、おいしいお酒を楽しんでほしい」と話していました。