オルテナ 2023/03/10
https://www.alterna.co.jp/72278/

一般社団法人ペアチルは、ひとり親限定のトークアプリ「ペアチル」を開発し、テスト版の運用を開始した。

恋愛推奨のマッチング系アプリとは一線を画すアプリで、境遇や背景で共感しあえるひとり親同士を10秒でマッチングさせられるツールだ。

登録には本人確認と「ひとり親」証明が必須で、なりすましを防ぐ。
ひとり親家庭で育ったペアチル代表の南翔伍さんは、貧困家庭の子どもの連鎖を断ち切るためにも「親の幸せが第一」と話す。

■ひとり親世帯のウェルビーイングを目指す

「ペアチルは、境遇が近く、共通点の多い人同士が、LINEのような1on1でトークできる機能が特徴。
不特定多数ではなく、クローズドなコミュニケーションを取れることで、安心して利用者同士が交流できる場所を提供していく」と、サービスを提供するペアチル代表の南翔伍さんは話す。

全国でひとり親世帯は134.4万世帯(厚生労働省・令和3年度調べ)にのぼり、ペアチルの想定利用者は多い。

現在、ベータ版の利用者は150人程度だが、利用者からは、「死別のひとり親とリアルでは出会えず、同じ思いの人と出会ったことで本当に心が軽くなった」、
「職場や他のSNSだと、誹謗中傷されたり、差別的な扱いをされたりしてきたが、このアプリの利用者はひとり親だけだから、安心して自分をさらけ出せる。すでに欠かせないアプリ」といった声が届く。

「3年後には、日本のひとり親の『親子のウェルビーイング』を最大化するために、ひとり親世帯の10%(約13万世帯)がアプリを利用することを目指す」と話す南さん。
利用者は地域に関係なく全国が対象。
「一緒に遊べる仲間」を探す人もいれば、地域非公表で単純に対話できる相手を求める人もいるという。

※全文はソース記事でご確認ください