毎日新聞 2023/3/16 20:08(最終更新 3/16 20:26)
https://mainichi.jp/articles/20230316/k00/00m/040/287000c

ロシアの侵攻を受けるウクライナ南部オデッサ市のゲネディー・トゥルハノフ市長らが16日、物資などの支援を受けた姉妹都市の横浜市を初訪問し、山中竹春市長と会談した。
トゥルハノフ市長は感謝を述べた上で、大きな被害を受けたインフラ設備復旧への協力を要請した。

2022年2月の侵攻開始以降、横浜市はオデッサ市とオンラインで協議を重ね、現地で必要な浄水装置や防寒着を提供。
市民からの募金や義援金計約4500万円も送った。
トゥルハノフ市長は会談で「形だけではない、具体的な支援をしていただいた」と感謝した。

一方、戦争の長期化により大きな被害を受けた電気や上下水道設備の復旧に向け、技術協力を横浜市に求めた。

山中市長は「オデッサ市は厳しい状況で、今後も支援をしていきたい」と話し、両市長はさらなる支援や関係強化を確認する覚書を結んだ。

その後、トゥルハノフ市長は横浜市議会の議場で演説。
全議員を前に「非常に重要な支援をいただいた。困った時こそ本当の友人が分かるというが、日本は本当の友人だ」と語った。