県教員採用試験 志願者減少で教員免許持たない人も選考対象に

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20230325/4060016538.html
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教員不足が課題となる中、山口県で来年度の教員採用試験についての説明会が行われ、
新たに始まる教員免許を持たない人を対象とした「特別選考」についての説明も行われました。

説明会は山口県の教育委員会が来年度の教員採用試験についてオンラインで行ったもので、
大学生や社会人などおよそ260人が参加しました。
教員の志願者は全国的に減少傾向で、山口県でも教員採用試験の志願者数は
去年は1065人と10年前と比べて4割近く減っています。
こうした中、新年度・令和5年度には教員免許を持たない人を対象にした
「教職チャレンジサポート特別選考」が始まる予定で、この選考についての説明も行われました。

特別選考では教員免許を持っていなくても、▽昭和44年4月2日以降に生まれ、
▽大学または短期大学を卒業しているなどの要件を満たせば受験することができます。
合格後は県教育委員会が指定する研修に参加するほか、2年間に通信制の大学などで
教員免許を取得すれば、令和8年度に教員として採用されるということです。
また、教員免許の取得にあたっては山口県の公立学校の教員として4年以上勤務することを条件に
年間26万円を上限として必要な費用の補助を受けることができます。

県教育委員会教職員課の中野雅巳教育調整監は「教員の仕事は魅力的で働きやすい職場になりつつある。
教員になりたいが思いとどまっていた人はぜひ受験してほしい」と話していました。

03/25 17:48