※3/26(日) 21:02配信
NBS長野放送

近年、PTA解散の動きが出ている。長野県内でも松本市の中学校のPTAが2022年度末で解散することを決めた。PTAは保護者と教職員による学校運営を支援する集まり。ボランティアで運動会やバザーなどの手伝いや通学路の見守りなどをする。なぜ、PTAを解散するのか、今後も広がるのか…。背景と課題を探った。

■PTA解散 長野県内2例目
2022年度でのPTA解散を決めた筑摩野中学校(長野県松本市)

松本市の筑摩野中学校。2022年度の生徒数はおよそ700人で市内一の規模だ。そのPTAが2022年末、ある決断をした。

「今年度を持ってPTAは解散します」

県PTA連合会によると「解散」は、長野市の大岡小学校・中学校のPTAに次いで県内2例目だ。

大岡小・中学校のケースは児童・生徒が減り、保護者が連続して役員になるなど、負担が増したことが主な要因だった。2021年度で解散、地域住民を巻き込んだ新たな活動を模索中だ。

筑摩野中は、やや事情が異なる。今回、会長と校長にインタビュー取材を要望したが、「地域の動揺が収まっていない」との理由で断られ、話だけ聞くことができた。

2人によると、解散の主な理由は2つだ。

■解散理由(1)「加入率低下」
2020年、保護者から次のような声が上がった。

(保護者)
「PTAへの加入は任意のはず。意思表示が必要だ」

これを受けて、PTAは2022年度、「加入は任意」とした上で、書面で意思確認をした。

すると、2022年度の加入率は9割以上だったが、2023年度は8割ほどに低下。学年によって差があり、1年生は8割程度、2年生は7割程度、3年生は9割程度。中には6割近い学級もあった。

■解散理由(2)「難航する役員選び」

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