コンビニ大手ローソンは22日、「冷凍おにぎり」の実験販売を開始しました。冷凍おにぎりが一般的になれば
深刻なドライバー不足や食品ロス問題の解決につながるかもしれないというのです。

実験販売は11月20日までの約3か月間、東京都と福島県の計21店舗で行われます。
店員から「おにぎりを温めるか」を聞かれるケースが全国で最も多いという調査結果がある福島県とともに東京都の店舗でも行い、地域差も検証するようです。
扱うのは、焼さけ、赤飯おこわ、五目おこわ、鶏五目、胡麻さけ、わかめごはんのおにぎり6品。「焼きさけおにぎり」のみ冷凍限定となっています。

実験販売する商品は、通常製造しているおにぎりをベンダー工場で冷凍したもので、購入後に店や家の電子レンジで解凍して食べることができます。
通常の消費期限は1日ほどなのに対して、冷凍おにぎりの賞味期限はなんと120日。ローソンの調査によると、廃棄される売れ残り商品の量は、1店舗1日当たり5.2キログラム(2021年度)。
販売できる期間が伸びることで食品ロスの削減が期待されます。

加えて物流の効率化にも役立つかもしれません。現在、物流業界では人手不足が問題となっています。
2024年問題として取り上げられているように、トラックドライバーなどの時間外労働の規制が強化される来年4月以降
この問題は一層深刻になります。賞味期限の長い冷凍おにぎりは、配送回数を減らすことにつながるでしょう。ローソンは実験の効果や売れ行きを検証した上
25年度に全国展開を目指し、将来的にはサンドイッチなどに広げることを検討しています。

続きはあらたにす 2023/08/27
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