毎年恒例の「今年の漢字」が12日午後2時に発表される。その年の世相を表す漢字1字を選ぶもので、日本漢字能力検定協会が1995年から始めた。一般から応募数が多かった1字が発表され、清水寺(京都市東山区)の森清範(せいはん)貫主(かんす)が揮毫(きごう)する。

 昨年の漢字は「戦」で、ロシアによるウクライナ侵攻が色濃く反映した。「戦」が選ばれたのは、米同時多発テロがあった2001年以来2回目。今年は10月以降、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への激しい攻撃が続く中、どんな漢字が選ばれるのか。

 21年は「金」、20年が「密」、19年が「令」、18年が「災」だった。「金」(21、16、12、00年)や「災」(18、04年)は複数回選ばれている。第1回の95年は阪神大震災があり、「震」が選ばれた

https://mainichi.jp/articles/20231211/k00/00m/040/079000c