ドローンに搭載したカメラの映像を見ながら操縦ができるFPVゴーグルを装着して行うリアルワイプアウトなドローンレースDrone Racing Leagueが、1秒以内に時速80マイル(時速128km)に達する爆速の新型ドローン「Racer3」を発表しました。

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Drone Racing League(DRL)は、FPVドローンを使ってタイムを競うドローンレースで、操縦者だけでなく観客もスマートフォンやVRヘッドセットを通じて、レース中のドローンの視界を共有することができるというもの。
レースではDRLの公式ドローンが使われるのですが、新型公式ドローンとして発表された「Racer3」は、2017年6月20日から開催される世界選手権で使われる予定です。

Racer3がどんなドローンなのかは、以下のムービーを見るとわかります。

動画:https://youtu.be/xEC6r6ivt1g

Racer3はスピードと敏捷性を追求して設計されたレース専用ドローンで、時速ゼロkmから1秒以内に時速80マイル(時速128km)に達することができます。
小型のボディに搭載した大きなプロペラを強力なモーターで回転させることで、これまでにない推力を生み出すことができます。

Racer3はそんな強力なローターを全部で4基搭載したクアッドコプター。
前方にはカメラが設置されており、FPVゴーグルを通じてドローンの視界を共有可能。

ボディには209色のLEDライトを搭載しているため、ドローンごとに異なるカラーを点灯させることができ、操縦者だけでなく観客も視覚的にそれぞれのドローンを見分けることができます。
また、ボディはポリカーボネート製のシェルに覆われ、墜落しても損傷を受けにくい設計がなされています。

なお、Racer3は市販される予定はなく、扱えるのはレースの参加者のみ。
参加者はRacer3を調整することが認められていますが、基本的な構成部品は変更できないため、操縦者のスキルだけでレースの勝敗を決めることになります。
Racer3を使用する世界大会「Allianz World Championship 2017」は6月から開催される予定で、決勝6レースは6月22日からESPN、Sky Sports、ProSieben MAXX、OSNなどのブロードキャストチャンネルで放送が予定されています。

http://gigazine.net/news/20170407-drone-racing-league-racer3/