中国の複数の文書共有サイトで、自動車メーカーなど日本企業の内部文書などが公開されていることが分かった。

現地法人などから流出したとみられ、設計関係書類や現場監督向け冊子などが含まれている。
専門家は「日本のあらゆる情報が窃取され続けていると認識し、できる限りの対策を取るべきだ」と警告する。

この文書共有サイトは、いずれも2008年に開設された「豆丁網(docin)」「道客巴巴(DOC88)」で、両サイトによると、中国を中心に数億人の利用者がいるという。
公開されている文書は無料で閲覧できるが、ダウンロードした場合は換金可能なポイントで支払う仕組みで、日本円で1件1円程度から数百円相当のものもあった。

情報漏えい対策会社クロスワープ(東京)はこれまでに、日本語で「社外秘」「複製禁止」などと書かれた文書を両サイトで100件以上確認した。

配信 2017年04月25日 16時38分

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