0001ばーど ★
2017/05/14(日) 11:26:02.81ID:CAP_USER9それを裏付けるように、県内3カ所で大型連休前後、繁華街にある横断歩道を観察すると、渡ろうとしている人がいても素通りする車が目立った。
歩行者からは「身を乗り出してアピールしないと車は止まらない。車社会なので、歩く人の気持ちが分からないのでは」と意識の低さを嘆く声が聞かれた。
道交法で横断歩行者妨害は、違反点数2点、反則金9千円(普通車)と定められている。
県内で道路横断中に歩行者がはねられた事故件数は、近年300件前後で推移。このうち横断歩道での発生が約半数を占める。道路横断中の死亡事故は12〜16年に4〜11件発生。
この現状を踏まえ、県警が重点的に取り締まっていることも、摘発件数増の一因だ。しかしながら、横断歩道で止まらない県民性がうかがえることも、増加の背景であるといえる。
山形、米沢、鶴岡、渡れない歩行者
山形市の七日町大通りは連休終盤の6日午後、買い物客でにぎわった。信号機がない横断歩道で、反対側に渡ろうと子ども連れやお年寄りが合わせて10人ほど待っていた。
その姿はドライバーの視野に確実に入っていたはずだが、20台以上の車が止まる気配もなく通り過ぎた。
約1分経過して数十メートル手前の信号が赤になり、車の流れが途切れて初めて、人々は足早に渡った。
1時間ほど見ていたが、車列の1台目で止まった車はなかった。
東根市の主婦(63)は「車が止まるとは思ってない」と諦めた様子。「歩くとマナーの悪さに改めて気付く。自分が運転するときも気を付けたい」と話した。
大型店舗が立ち並ぶ米沢市徳町の国道121号にある横断歩道では平日の朝、男性会社員(38)=茨城県=が、渡るまで約3分間待たされていた。
男性は首をかしげ、「(ドライバーが)あえて歩行者と目を合わせないようにしていると感じた」。
JR鶴岡駅に近い鶴岡市大宝寺町の横断歩道で平日夕、1分以上待たされていたのは宮城県から出張中の男性(53)。
約20台が通過し、流れが途切れると小走りに渡り「歩行者が優先と教習所で習ったはずだが…」とあきれた様子だった。
日本自動車連盟(JAF)の調査によると、信号機のない交差点における歩行者保護について、本県のドライバーで「知っており、行動に移している」と答えたのは66・5%。全国平均70・7%を下回った。
県警は「歩行者保護はマナーではなく義務。意識付けを徹底していきたい」としている。
横断歩行者の保護意識が低い本県。七日町大通りでは、近くの信号が赤に変わるまで、次々と車が横断歩道を通過した=山形市七日町1丁目
http://yamagata-np.jp/news/201705/14/img_2017051400277.jpg
配信 2017年05月14日 10:04
山形新聞
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