トヨタ自動車が15日に開示した定時株主総会の招集通知で、2017年3月期の役員報酬と賞与の総額が16億8400万円と前の期に比べ12%減ったことが明らかになった。
報酬の支給対象は社内役員9人と社外役員3人の計12人。社内役員が6人少なくなったことが総額の減少につながった。

一方、社内役員1人当たりでみると、報酬は約7500万円と前の期の約4900万円から増加。
賞与は社内役員8人に支給し、全体では15%減った。1人当たりでは業績の減速などを踏まえ、5%減少した。

トヨタは招集通知で、取締役の報酬額の改定を提案。
これまで月1億3000万円以内としていたが、これを年間ベースに変更し、賞与も含めた総額で40億円以内とする。

トヨタは6月14日に株主総会を開き、取締役賞与の支給や報酬額の改定などの議案について決議する。

配信 2017/5/15 10:43

日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ15H6X_V10C17A5EAF000/

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