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先週1週間に熱中症で搬送された人は、関東地方で150人余りに上り、去年の同じ時期のおよそ1.5倍に増えたことが総務省消防庁のまとめでわかりました。
総務省消防庁によりますと、今月8日から14日までの1週間に、関東地方で熱中症で病院に搬送された人は158人に上り、去年の同じ時期の108人のおよそ1.5倍に増えました。

都県別では、最も多かったのが埼玉県で、去年の同じ時期の2倍余りに当たる51人に達したほか、東京都が35人、千葉県が21人、神奈川県が19人、栃木県が13人、茨城県が10人、群馬県が9人でした。

年齢別では、65歳以上が71人と全体の45%を占めたほか、乳幼児を含む18歳未満が52人、18歳以上65歳未満が35人となりました。

関東地方は先週、厳しい暑さとなる日が続き、特に今月11日には、多くの地点で前日の最高気温を10度前後上回って、埼玉県越谷市の小学校で運動会の練習をしていた児童19人が搬送されるなど、熱中症の症状を訴える人が相次ぎました。

これについて、総務省消防庁は急激に気温が上がったことで、子どもや、お年寄りを中心に体に大きな負担がかかった人が多くなったと分析しています。

関東地方では今月20日の土曜日から1週間程度、再び気温がかなり高くなると予想されていて、総務省消防庁は、こまめに水分補給をするなど熱中症対策を呼びかけています。

5月16日 16時04分