ソース元、朝日新聞デジタル 5/20(土) 5:05

元衆院議員の田中真紀子さん(73)が、目が不自由な人のために著書を音読し録音図書づくりをしている。

父の角栄元首相について娘の視点からつづった最新刊「父と私」で、「私のどら声でも聞いてもらえるならば」とマイクに向かっている。

「オーイ、マコスケいるか?」。日本点字図書館(新宿区)のスタジオに独特の声が響く。著書が出版された3月の末から月2回ほどのペースで録音している。

真紀子さんは27年前にも著書の朗読を引き受けており、今回も図書館からの依頼を快諾した。

「母は子どもの時から片耳が不自由で楽しみが限られていた。アナウンサーなら上手に読めるが、美声であれば良いってもんじゃない」