https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-00000048-asahi-soci

愛知県新城市の東名高速で起きた観光バスと乗用車の衝突事故で、
乗用車は中央分離帯を乗り越えて空中に飛び出し、バスの正面上部に
激しくぶつかっていた。バスの乗員乗客計47人に重傷者は出たが、
死者はいなかった。バスのドライブレコーダーには、衝突直前に左に
急ハンドルを切って回避するバス運転手の映像が残っていた。

バス会社の斎藤雅宣社長(56)は「とっさの判断が幸いしたのでは」と話す。

バスは愛知県豊橋市の東神観光バスが運行し、同県豊川市の乗客44人が
山梨県のサクランボ狩りに向かうツアーだった。

高速道路上の「正面衝突」で、相対速度は時速200キロ近い。
斎藤社長は、それでもバス側の被害が比較的少なかった理由について
「左にハンドルを切り、バスの骨組み部分と車が衝突したためでは」と見る。
また、運転手はブレーキを目いっぱいかけていたといい、斎藤社長は
「運転手の対応が的確だったと思う」と話した。