日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の交渉で、日本がフランスやイタリアなどEU産のワインにかけている関税を撤廃する方向で調整していることが16日、分かった。

 協定の発効後、段階的に関税を引き下げ、8年前後でゼロにする案を軸に詰めの協議を進める。

 日本は現在、EU加盟国から輸入するワインについて、価格の15%か、1リットル当たり125円のいずれか低い方を関税としてかけている。一方、2007年に日本とのEPAが発効したチリは、関税率の引き下げが進み、現在、2・3%となっている。15年に発効した豪州も現在7・5%だ。

 特にチリ産は、安さから日本市場で人気が高まり、15年の産地別の輸入量では長くトップだったフランス産を抜いて初めて首位になった。日本とのEPAにより、チリ産、豪州産ともいずれは関税がゼロになるため、EU側に危機感が強まっている。

(ここまで378文字 / 残り272文字)

2017年06月17日 07時32分 読売新聞
http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20170616-OYT1T50165.html?from=ytop_ylist

【関連スレ】
【経済】パスタ関税「TPP以下」調整…日欧EPA
http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1497582692/