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【6月18日 時事通信社】イラク軍や治安部隊は18日、過激派組織「イスラム国」(IS)のイラク最大拠点となっていた北部モスルの西部にある旧市街に突入を始めた。旧市街はIS最高指導者バグダディ容疑者が2014年6月に「国家樹立」を宣言したモスク(イスラム礼拝所)がある象徴的な場所で、ISにとってモスルでの「最後のとりで」となっている。

 イラク軍によると、18日未明に旧市街の西と南から進攻を開始。米軍主導の有志連合も空爆で支援した。ISは今も多数の市民を「人間の盾」にして抵抗を続けている。治安部隊は突入に備え、5日前からIS戦闘員らに投降を呼び掛けていた。

 イラク第2の都市モスルの奪還作戦は昨年10月に始まった。今年1月に市東部を解放後、2月から西部奪還に着手。西部は市街地が密集するため作戦は難航しているが、現在ではISが支配する領域は市全体の1%の4平方キロにまで縮小している。(c)時事通信社

2017/06/18 18:43(イラク)