0001記憶たどり。 ★
2017/06/19(月) 09:10:48.39ID:CAP_USER9「眠りを覚ましてやったぞ」
釧路市阿寒町の元酪農家佐々木幸一さん(95)は4月、約60年前に故障した
原動機付き自転車のエンジンを自力で復活させた。「もう一度よみがえらせたい」と
昨年秋から7カ月かけて修理。エンジンを別の古い自転車に取り付けて動くようにし、
5月には公道を走れるようナンバーも取得した。60年の時を超えて復活した原付き
自転車を前に、「眠りを覚ましてやったぞ」と満足そうだ。
修理費用は2千円
旧阿寒町生まれ。少年時代から機械いじりが好きだった。戦時中は1942年(昭和17年)
に徴兵され、シンガポールやビルマ(現ミャンマー)などの戦地に赴いた。終戦後は
46年に帰国し、阿寒に戻って家業の酪農を継いだ。
54年頃、原付き自転車を中古で購入した。搾った牛乳を町内の集乳場へ運ぶために
活用していたが、5年ほどでエンジンが故障。使わなくなったが、「いつか役に立つはず」
とエンジンを自転車から取り外し、自宅で保管を続けてきた。
約60年が過ぎた昨秋、知人が譲ってくれた古い自転車を見て「これなら昔のエンジンが
取り付けられるはず」と思い立った。
エンジンを分解して部品の状態を確認したところ、点火装置の一部で「ポイント」という
小さな部品が壊れていた。古い部品の一部を移植する方法を考え、試したところ
思った通りに作動した。エンジンは元通りに組み立てて古い自転車に搭載し、
ベルトの位置などを調整。昔のように人が乗って走行ができるようになった。
修理費用は2千円足らずだった。
「エンジンがかかった時の感動は忘れられない」。
自力で修理した原付き自転車を前に笑顔を見せる佐々木幸一さん
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5月には市に申請してナンバーも取得した
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