自民党の二階俊博幹事長は30日、東京都国分寺市で開かれた都議選応援演説で、差別用語を使って北朝鮮を批判した6月29日の自身の発言に関する報道内容に対して「言葉一つ間違えたら、すぐにいろんな話になる」などと述べ、メディア批判を繰り広げた。

 二階氏は29日、東京都板橋区で、弾道ミサイル発射を強行する北朝鮮を念頭に「よく変なものを打ち上げてくる国がある」と発言、その際に精神障害者に対する差別表現を使った。後で記者団に「表現として必ずしも適切でないものが一部あった」と釈明した。

 30日の演説では「どういうつもりで書いているか知らないが、お金払って(新聞などを)買ってもらっていることを忘れては駄目だ」と述べた。

 さらに「落とすなら落としてみろ。マスコミの人たちが選挙を左右すると思ったら大間違いだ。マスコミが偉いと言ったって、限度がある」とも強調した。


2017.6.30 22:21 産経新聞
http://www.sankei.com/smp/politics/news/170630/plt1706300033-s1.html