どこかスターウォーズに登場したストームトルーパーを彷彿とさせるが、これは未来の戦場に導入されるかもしれないロシア製最新コンバットスーツである。
モスクワの国立科学技術大学で披露されたスーツは、外骨格が兵士を銃弾から守り、力や体力を補うよう設計されているハイテク装備だ。
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今回公開されたコンバットスーツの高さは約180センチで、黒いパッド入りグローブには恐ろしげな銃器が握られている。
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袖の部分には迷彩パターンが施され、ロシアの国旗があしらわれた保護プレートで守られている。
足にはかれるブーツはどこかスキー用のものを思わせる重厚さ。
これをサポートする金属のフレームは足元から上方へ腰の部分まで伸び、ぐるりと囲む。
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開発したのは、モスクワに拠点を置く兵器開発センターである精密機械建設中央研究所だ。
開発はそれぞれ専門分野を有するロシアの各企業と提携して進められたという。
ヘルメットには薄く色のついた反射ガラスのバイザーが備えられる。
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側頭部から突き出すのは作業照明で、暗いところで武器を扱ったり、地図を読んだりする際に明るく照らしてくれる。
また戦場で書く情報を表示するポップアップディスプレイも装備する。
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ロシア軍部は、こうしたスーツに加え、ロボット開発にも熱心で、4月には遠隔操作が可能な戦車が発表された。
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「Vikhr」というその無人戦車は極秘裏に実験が重ねられていたもので、30mm砲とミサイル6発を装備。
カメラやドローンを経由した映像によって遠くからでも操作できることが特徴である。

同国にはさらに陸海空や宇宙において人間の兵士をロボットに置き換える計画もある。
ロシア版DARPAである先端研究財団(ART)の責任者アンドレイ・グリゴリエフ中将は、「将来の戦争は、戦場で兵士が撃ち合うのではなく、操縦者と機械が登場するだろう」と発言している。

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