https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170710-00000043-asahi-pol

学校法人「森友学園」(大阪市)が開校を目指した小学校の設置認可などをめぐり、
大阪府議会に参考人招致された籠池泰典・前理事長は10日の本会議で冒頭、
「国有地の大幅値引きなど、ありえないことがたくさんあった。私だけがトカゲの
しっぽ切りのように罪をかぶせるのではないように」と訴え、強い調査権限を持つ
百条委員会を開いて真相究明を進めるよう主張した。

その後、質疑に入り、大阪維新の会の府議が、開校を目指していた小学校名を一時、
「安倍晋三記念小学校」と名付けていたことについて質問。籠池氏は「私の教育信条は
歴史と文化。安倍晋三首相が教育基本法を改正され、そのときの内容と私の考え方が
合致していた」と説明。さらに「昭恵夫人からも(校名について)『ぜひどうぞ』と
聞いていたので、そのようにした」と語った。

一方で、府の補助金の不正受給疑惑や小学校建設にあたって金額の異なる複数の
契約書があることについて聞かれても、「刑事事件にかかわっているであろうと思われる
部分ですから、お答えするわけにはいかない」と話すにとどめ、個別の問題について
それぞれ聞かれると、「時間の無駄です」「同じことを何回も言わせないで下さい」と
強い口調で言い返した。