http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG11H73_R10C17A7CC1000/

2017/7/11 20:29

 千葉県警は11日、老人ホームの同僚職員らに睡眠導入剤を混ぜたお茶を飲ませ、交通事故を起こさせて殺害しようとしたとして同県印西市大森、看護師、波田野愛子容疑者(71)を殺人未遂の疑いで逮捕した。

 県警によると、波田野容疑者は睡眠導入剤の混入を認めている。県警は殺意について認否を明らかにしていないが「死亡事故を起こしても構わない」という未必の殺意があったとみて捜査する。

 逮捕容疑は5月15日、当時勤務していた印西市瀬戸の老人ホーム事務室で、同僚の女性(69)とその夫の男性(71)が車で帰宅することを知りながら、2人に睡眠導入剤入りのお茶を飲ませ、同日夕、同県佐倉市で男性の乗用車と、建築業男性(56)のワンボックスカーが正面衝突する交通事故を起こさせて3人を殺害しようとした疑い。

 女性が肋骨を折る重傷、他の2人は全身打撲などの軽傷を負った。

 県警は6月21日、別の30代の同僚女性に睡眠導入剤を混入した飲み物を飲ませたとして傷害容疑で波田野容疑者を逮捕。今回の交通事故との関連を捜査していた。〔共同〕