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【7月18日 時事通信社】ラハマーン・アルジョゼリー駐日イラク臨時代理大使は18日、イラク軍が過激派組織「イスラム国」(IS)から北部モスルを解放したことを受け、都内で記者会見を開き、「都市の復興と安定化が最も重要な課題。そのために日本も含めた国際的な緊急支援が必要」と訴えた。

 大使は2014年6月からのISによる統治期間中、モスルではヌーリ・モスク(イスラム礼拝所)など数多くの歴史的建造物などが破壊されたほか、約10万人の市民が処刑されるなど、ISの残虐行為に言及。「都市を奪還するのは政府の使命だった」としつつ、「復興には時間もお金も相当かかる」との厳しい認識を示した。

 ISは12歳以上の子供も戦闘員として募集し、訓練を施した。「洗脳された子供たちを更生するには教育が唯一の解決策。ISの支配から正常な状態に戻すため学校が必要だ」と強調した。(c)時事通信社

2017/07/18 16:50(イラク)