今年の防衛白書、北朝鮮の核・ミサイル開発「新たな段階の脅威」
18日 18時01分
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3108154.html

 防衛省は今年の「防衛白書」の概要をまとめ、北朝鮮による核・ミサイル開発について、「新たな段階の脅威」と明記し警戒の度合いを引き上げました。
 防衛省は今年の「防衛白書」の概要をまとめ、18日、自民党の国防部会に提示しました。白書では北朝鮮の核、ミサイル開発をめぐり、核兵器については「小型化・弾頭化の実現に至っている可能性が考えられる」と明記、ミサイル開発についても「わが国を射程に入れる新型弾道ミサイルが新たに配備される可能性が考えられる」として、去年の「重大かつ差し迫った脅威」という表現から「新たな段階の脅威」へと警戒を強める書きぶりに変えました。

 また、今月4日、北朝鮮がICBMとみられるミサイルを発射したことについても触れ、「仮に北朝鮮が弾道ミサイルの長射程化を実現し、米国に対する戦略的抑止力を確保したと過信・誤認をした場合、地域における軍事的挑発行為の重大化につながる可能性もある」と指摘した上で、「わが国としても強く懸念すべき状況となり得る」と明記しました。