浜名湖でアサリ保護の実証実験

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035257771.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

漁獲量が減少している浜松市にある浜名湖のアサリの資源回復を図ろうと、
県の水産技術研究所がアサリを天敵などから保護するための新たな実証試験を始めました。

浜名湖では、毎年春から夏にかけて有料の渡船を使って浅瀬に渡り、
潮干狩りを楽しむ催しが行われますが、ことしはアサリの資源量が十分でなかったことから、
初めて2シーズン連続で開催が中止となりました。

資源量が減っている原因の一つとしてクロダイなどによる食害が指摘されていることから、
県の水産技術研究所では先月、アサリを保護するための「囲い網」を浜名湖の浅瀬に新たに設置しました。
「囲い網」はアサリを飼育している1メートル四方の範囲を目の細かな網で
立体的に囲むように設置されていて、天敵となる生き物が近づけないようにしています。

県水産技術研究所によりますと150匹のアサリを使って実証試験を始めたところ、
網がない方のアサリはクロダイなどに襲われ全滅してしまいましたが、
網を設置したものは8割以上が現在も無事ということです。

県水産技術研究所・浜名湖分場の小泉康二上席研究員は
「すでに一部で試験の効果が出てきているので、将来的に
漁業者や潮干狩りなどの観光業に役立てていきたい」
と話していました。

07/20 12:34