【ニューヨーク=有光裕】米国の首都ワシントンとニューヨーク間(約360キロ・メートル)を29分で結ぶ超高速交通システム構想について、米著名起業家のイーロン・マスク氏は20日、米政府から口頭で建設の同意を得たことを明らかにした。

 マスク氏は米電気自動車大手テスラや宇宙開発のスペースXの創業者として知られるが、飛行機より速い新交通システムの早期実現には懐疑的な見方も出ている。

 マスク氏は20日、ツイッターに「米政府から口頭で同意を得た。正式な認可までに、やるべきことは多いが、楽観している」と書き込んだ。米国では、鉄道や橋、道路などの老朽化が課題となっており、米CBSテレビは「交通分野に革命を起こすかもしれない」と伝えている。

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http://yomiuri.co.jp/economy/20170722-OYT1T50064.html
試作車両
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