「docomo withは秋冬に1〜2機種追加」「au新料金プランには追随しない」――ドコモ吉澤社長
7/27(木) 17:53配信
ITmedia Mobile

「docomo withは秋冬に1〜2機種追加」「au新料金プランには追随しない」――ドコモ吉澤社長
NTTドコモの吉澤和弘社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000075-zdn_m-sci.view-000

 NTTドコモの吉澤和弘社長は、同社が6月1日に開始した新料金プラン「docomo with」の
契約数が好調に推移していることを、27日の決算説明会で明らかにした。

【docomo withとは】

 docomo withは、ドコモの夏モデル「arrows Be」と「Galaxy Feel」の購入者を対象に、
半永久的に月額1500円(税別)を割り引く料金プラン。現在の契約数は約30万弱だという。

 「(対象は)2機種だが、2万5000円〜3万5000円という非常にお求めになりやすい価格で、
ベーシックな機能がしっかり搭載されている。(月々サポートの)2年間ではなく、ずっと
1500円割り引くことが受けている」と吉澤氏は好調の要因を話す。

 「端末購入サポート」の適用で一括648円(税込)で購入できるドコモ独自ブランドの
スマートフォン「MONO」の今後については、「次の秋冬に採用するかを検討している」
(吉澤氏)とのこと。また、MONOの次期モデルが該当するかは未定だが、2017年秋冬モデルでは、
docomo withの対象端末に1〜2機種を追加する予定であることも明かした。

 KDDIが7月14日に提供を開始した新料金プラン「auピタットプラン」への対抗について
問われると、「すぐに追随することは考えていない」と吉澤氏。「(au新プランで)どのぐらい
契約が出ているか分からないが、お客さんの動き、ショップの動き、量販店などを見ると、
(auの新プランが原因で)ドコモから動いていることはあまり考えられない。もう少し状況を
見た上で、お客さんの声を踏まえながら検討したい」とした。

 使ったデータ量に応じて料金が自動で決まるauピタットプランは、総務省も対策を検討予定である
「スマートフォンの利用実態と料金に差がある」問題の解消にもつながる。この点について
吉澤氏は、ドコモでは「シェアプラン」でカバーしていると説明。「利用実態と料金プランが懸け離れているという認識はない」(同氏)

 ユーザー還元という点では、KDDIが「三太郎の日」、ソフトバンクが「SUPER FRIDAY」で
食品を無料配布するキャンペーンを日にちや曜日限定で実施しているが、ドコモで同様の施策を
やる予定はないとのこと。「それよりも、dポイントが取得しやすくなるキャンペーンなどを
やって、いろいろなお店で買い物をできるよう後押しする方がいい」と同氏。ハンバーガーや
ドーナツなどのモノではなく、(一例ではあるが)ユーザーが自由に使えるポイントの還元を
強化する姿勢を示した。

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