>>317
国民に隠蔽された原発のCO2排出も
こうして政府資料で判明した。

 政府・財界は「原発は世界に貢献
CO2ゼロ」などと宣伝し、
「低炭素社会の切り札」と位置づけ増設しようとしていますが、
そのインチキぶりが明らかに。

核燃料製造や使用済み核燃料の処理、原発の保守点検・放射性物質管理などで
CO2排出のもっとも多かったのは青森県六ヶ所村にある核燃 料製造施設
(ウラン濃縮、使用済み核燃料再処理)の日本原燃。関連施設の運転にともない
、中規模火力発電所クラスの約22万トン(07年度)。
石川県の志賀原子力発電所で約10万9千トン。
しかも何故か開示資料に北海道電力、関西電力の各原発と東京電力福島第2原発の排出データはなく、
これらを除く商業用原発の排出量の合計でも約28万トンが発覚。

このほか福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」が約4万トンで、
運転停止中にもかかわらず、原子炉冷却用のナトリウムを固まらないように加熱するため、多量の電気使用にともなうCO2の排出源となっている始末。

核燃料製造施設では日本原燃、三菱原子燃料など四社あわせて約24万トン。
茨城県や福井県などにある日本原子力研究開発機構の全施設で約30万トンも排出していた。

電力会社などは、さきごろ横浜市で開かれた日本原子力産業協会の年次総会で、
「CO2ゼロ」と原発を持ち上げましたが、実態は大違いだった。

業種別でみても、原発の運転に直接かかわる関連事業所だけで、
運輸業・郵便業(約90万トン)に迫る排出源となっている。

危険な原発を稼働するべく南海トラフなどの原発の無駄な公共事業もやればやるほどCO2が増えている事実。
原発を建てるにはほかの電気事業では考えられないほどの
コンクリートや鉄筋を消費しているので莫大なCO2を排出させてしまっているのだ。

原発は発電するために多くのCO2を排出しているのにもかかわらず

「発電時にはCO2をださない」といいかえているだけで何も貢献していないばかりか環境破壊となっている。