千葉県の老人ホームの准看護師が睡眠導入剤を混ぜた飲み物を同僚の女性に飲ませ、
交通事故で死亡させたとして逮捕された事件で、准看護師は調べに対し「女性に最初に睡眠導入剤を飲ませ、
そのあとも複数の職員に飲ませた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は危険性を認識しながら混入を繰り返していたと見て調べています。

 千葉県印西市の老人ホームに勤務していた准看護師の波田野愛子容疑者(71)はことし2月、
介護職員の山岡惠子さん(当時60)に睡眠導入剤を混ぜた飲み物を飲ませ、
交通事故を起こさせて死亡させたとして殺人などの疑いで再逮捕され、3日、検察庁に身柄を送られました。

 その後の調べに対し波田野容疑者は「山岡さんに最初に睡眠導入剤を混ぜた飲み物を飲ませ、
そのあとも複数の職員に飲ませた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。

 この施設では山岡さんが亡くなったことし2月から6月にかけて5人の職員が急なめまいを訴えるなど体調を崩していて、
警察は波田野容疑者が危険性を認識しながら睡眠導入剤の混入を繰り返していたと見て調べています。

 調べに対し「殺そうと思ったことはありません」と供述しているということです。


ソース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170803/k10011085831000.html