和歌山県北部に上陸した台風5号で、台風東側にあった雨雲の影響で静岡県や神奈川県などは、すでに大雨になっている。台風5号に伴う雨雲は夕方から首都圏にも流れ込む見込みで、帰宅ラッシュを直撃する恐れもあり、交通情報などに注意が必要だ。

 静岡市葵区では午後2時までの3時間雨量112ミリを観測。山梨県大月市でも同じ時間までの3時間に65.5ミリを観測している。雨雲は台風5号に伴って徐々に東へ動いており、気象庁は今夜の東京23区について「所により夜、雷を伴い非常に激しく降る」と予報。降水確率90%としている。

 台風5号は7日午後3時現在、和歌山市の南西約30キロを時速約20キロで北東に進んだ。中心の気圧は975ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は30メートルで、最大瞬間風速は40メートル、中心から最大半径90キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。移動速度が遅いため、積算雨量が増える可能性があり、気象庁は河川の氾濫や土砂災害などに警戒を呼びかけている。


http://www.sankei.com/affairs/news/170807/afr1708070030-n1.html
2017.8.7 16:34

http://i.imgur.com/r8rBmX5.jpg
台風5号の影響で漁港に打ち寄せる高波=7日午前6時38分、高知県安芸市
http://i.imgur.com/U9guBBn.jpg