http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170808/k10011093221000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_011

神奈川県にある国立病院機構、久里浜医療センターで、6日から停電が続き大型の医療機器や冷房設備が使用できなくなっていて、検査を延期したり患者を一時的に帰宅させたりするなどの影響が出ていることが病院への取材でわかりました。完全な復旧までには1週間程度かかると見られています。

神奈川県横須賀市にある国立病院機構、久里浜医療センターで、6日午後6時ごろ、敷地内の電線が破損した影響で停電が起きたということです。

病院によりますと、一部の医療機器は非常用の発電機によって直後に復旧しましたが、レントゲンやMRIなどの大型の医療機器は今も使用できない状態が続いているということです。およそ260人が入院している病棟では、冷房設備が使用できないままで、暑さが厳しいことから希望する患者を一時的に帰宅させる措置をとっているということです。

病院は、冷房設備は8日夜中の復旧を目指していますが、完全な復旧までには1週間程度かかると見られ、MRIなどを使った検査およそ70件分について延期やキャンセルをしているということです。

病院は、停電の影響でこれまでに体調を崩した患者はいないとしています。
病院の担当者は「患者の皆さんにご不便とご心配をおかけし、大変申し訳ありません。いち早い復旧を目指します」としています。

8月8日 18時04分