0001右大臣・大ちゃん之弼 ★
2017/08/09(水) 14:50:20.32ID:CAP_USER92014年8月8日、ペルシャ湾に展開した米空母から発艦したFA18戦闘攻撃機2機が、イラク北部アルビル近郊でIS部隊にレーザー誘導爆弾を撃ち込んだ。米軍によるIS掃討作戦の始まりだった。
「ISは潤沢な資金を背景に、瞬く間に世界で最も危険なテロ組織に成長した」と米国防総省のデービス報道部長は語る。最高指導者バグダディ容疑者は広大な領土を支配し、「国家」樹立を宣言。従わない市民を虐殺するなど「恐怖政治」を敷いた。
作戦開始から3年の間に、73の国・地域・機関が参加する有志連合は、ISがイラク最大の拠点としていた北部モスルを奪還。ISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカでも市街地の半分近くを制圧した。
米国防総省によると、イラクではIS支配地域の7割、シリアでは5割を解放した。デービス報道部長は「有志連合は前進を続けており、ISの敗北は必然だ」と強調する。
その一方、多くの市民が犠牲になった。有志連合は、掃討作戦が始まってから市民624人が戦闘に巻き込まれるなどして死亡したと発表した。だが、在英ジャーナリストらでつくる監視団体「エアウォーズ」は、昨年12月末までの2年4カ月間で、有志連合の空爆に巻き込まれるなどして死亡した民間人は約2300人に上ると指摘する。
ラッカをめぐる攻防が大詰めを迎えれば、市民を「人間の盾」とするISの激しい抵抗が予想される。また、ISは「アフガニスタンやマリ、フィリピンでも勢力を伸ばしており、いまだに大きな脅威であることに変わりはない」(同報道部長)。掃討作戦が4年目に突入した今も、戦いに終わりは見えてこない。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080800709&g=isk
(2017/08/08-14:29)